久しぶりに高速に乗って。
常念や大天井がうっすら白くなって、青空によく映える。

納めにいったのは、

これは10年前くらいに、憧れていたチャールズ・レイニー・マッキントッシュの「ヒルハウス」という椅子を模して作ったもの。
春のちひろ美術館の「こどもの椅子展」の企画で「トットちゃんの座っている椅子」へお借りして、出したものです。

これは、お客様の「思い出のこたつ」をリメイクして、座卓にしたもの。
ちょっとした修理と、お色直しをして、納めました。
今日の納品は、新たに作ったものではありません。
過去に作ったものの、修理やリメイクもします。
10年の歳月をお客様のところで過ごしたキズや、汚れ。
割れたところは直し、キズは鉋をかけて、全体をも一度磨き直して、オイルを塗ってやる。
と、すると得も云えぬ表情が顔を出します。
これは、どんな塗装方法でも新作では出せない・・・。
「経年変化」と云ってしまうには、もったいない・・・。
刻が経ったものに手を掛ける。
これも、僕の仕事のひとつです。